不動産を一般媒介で売却してみました

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不動産売買には専任媒介、専任専属媒介と一般媒介がありますが、昨年一般媒介で一戸建ての不動産を売買してみました。
仲介業者の説明では専任媒介のほうが広告費が投入できる上、様々な部分で力を入れられるということから当初は専任で三ヶ月ほどお願いしてみたのですが、結局自分の会社で抱えている顧客ではなく、他社からの紹介案件が多く単に元締めになっているにすぎないことがわかったため、方針を変更し、一般媒介で複数の不動産業者に依頼したところすぐにお客さんがついて売却することができたという次第です。
たしかにチラシをまくとか住宅関連の雑誌に広告を載せるといったことは専任媒介のほうが積極的にやってくれることがわかりましたが、実際、購入意向の顧客は、最近では殆どインターネットを利用して不動産物件探しをしているため、写真が載っていれば極端な話、直接物件を下見にくるほどネットの利用が盛んになっています。
したがって、近隣にチラシを巻くといった方法も外の地域からの流入が少ないエリアでは意味ああるのかもしれませんが、私の売却した湘南鎌倉エリアでは殆ど効果を発揮することがありませんでした。
個人的な印象でいいますと、特定の業者に依存するよりも、広範に一般媒介の業者と仲介契約をして、短期間に情報のリーチを稼ぐほうが結果として顧客の獲得につながるという感じを非常に強く受けた次第です。
もちろん販売する物件や価格にもよると思いますが、昔から言われていたほど専任媒介に大きな魅力を感じなくなったというのが正直な感想ですし、業者自体が専任媒介を利用して特別なノウハウをもっていないような感じがします。


過去20年間ぐらいはずっとデフレということで物件の価格は下がる一方でしたから、ある意味でここ数年は不動産は買い手市場が続いてきたと思います。
したがって、購入する側にかなりいろいろなイニシアチブがあり、値引きの話から付帯する購入条件にいたるまで、買い手側手動で話が進む部分が多いのが最近の状況です。
こうなると売主が妥協を迫られることが多く、間に入った仲介業者がうまく交渉してくれるというような要素は殆どなくなってしまっているのが実情です。
そうなると専任ではなく、できるだけ広範に業者と契約を結んでいくほうが、顧客の案件も増えて結果として早期に売却を実現できたというのが今回の販売で一般媒介を利用してみた率直の感想です。
実際3社と契約をして一般媒介をすすめましたが、3社とも専任ではないといっても自社のネットサイトにはいち早く公開していましたし、結局チラシや広告にも掲載してくれたため、専任とほとんど同じような効果を発揮することができたというわけです。
専任媒介時には毎週反響の数などがレポートで郵送により送られてきましたが、最初の1ヶ月を超えますと急に反響が小さくなることがわかり、結局専任媒介ですと告知のリーチを狭めてしまうだけであるというのが私がやってみた結論です。
できることならば最初から一般媒介で広く告知し、売買に時間をかけないことが重要だと思います。顧客自身がいつから売りに出ている物件なのかをもっともよく見ているのが最近の傾向です。
不動産も情報戦の時代に入っていることを強く感じる今回の売買経験でした。

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